前回の記事:▶ 山の泉で育つオタマジャクシの大群をすくって見る
トレイルカメラで監視している山中の泉に10日ぶりにやって来ました。
電池交換のついでに、池で育つ黒いオタマジャクシを観察します。
アズマヒキガエル(Bufo japonicus formosus)の幼生ではないかと予想しているのですけど、どうでしょうか?
今回は横着して、観察容器にすくうサンプリングをやりませんでした。
地下水の湧き水が溜まっている泉は水温が低く、そのためにオタマジャクシの発育が他の池よりもかなり遅れているようです。
それでもオタマジャクシの変態が進行中で、後脚が伸びた個体が混じっていました。
私が裸足で池に入水すると、長時間は浸かっていられないぐらいの冷たさです。
赤外線レーザーの非接触式温度計で池の水温を測ると、17〜18℃でした。
ところが今回はうっかり気温を測り忘れてしまいました。
オタマジャクシの大群が蠢いている岸辺は、日の当たらない木陰なのに水温が少し高いのが不思議でした。
冷たい地下水が湧き出してくる地点を避けてオタマジャクシは集結しているのでしょうか?
変温動物のはずですが、オタマジャクシの大群の呼吸熱で周囲の水がわずかに温まるのかな?
動画にたまたま写ったように見えたアメンボ(種名不詳)は、まさかオタマジャクシを襲って吸血するのでしょうか?
この池ではアカショウビンという鳥がオタマジャクシを捕食しに通っていましたが、数で圧倒することでオタマジャクシの多くが無事に生き残りました。
つづく→オタマジャクシの群れが池の中で日陰に偏って分布する謎
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