2021年9月下旬・午後23:30頃
里山の林道でタヌキの溜め糞aをトレイルカメラ(無人センサーカメラ)で監視していたら、ムササビ(Petaurista leucogenys)またはモモンガ(Pteromys momonga)らしき飛翔体が夜中に偶然撮れていました。
現場は山腹をトラバースする林道で、画面の手前から奥に向かって斜面が下っています。
一番左の立木はアカマツで、それともう1本右隣りの灌木の間をムササビ?はすり抜けるように滑空して来ました。
残念なことに、このトレイルカメラの動画はフレームレートが15fpsしか無いので、野生動物の素早い動きを滑らかに記録できません。
コウモリや夜蛾にしては羽ばたいている感じがなく、私には滑空しているように見えます。
ムササビ?はアカマツの幹に着地する直前でなぜか急上昇に転じて姿を消しました。
飛びながらトレイルカメラの存在(赤外線LED)に気づいて緊急回避したのかな?
滑空しかできないムササビでもこのぐらい器用な飛び方は可能でしょう。
出現時の暗い映像を明るく加工して※、1/5倍速のスロー再生すると、飛跡が途中で屈曲していました。
やはりコウモリのような気がしてきました。
ムササビが途中の木を中継(着地)してすぐに再滑空したにしては早すぎます。
※ 動画編集時に正規化を施して全体を明るく補正しています。
スローモーションにしても不鮮明で、私にはムササビとモモンガの区別もつきませんでした。
モモンガとの相違点 漢字表記の「鼯鼠」がムササビと同時にモモンガにも用いられるなど両者は古くから混同されてきた。両者の相違点としては上述の個体の大きさが挙げられるが、それ以外の相違点としては飛膜の付き方が挙げられる。モモンガの飛膜は前肢と後肢の間だけにあるが、ムササビの飛膜は前肢と首、後肢と尾の間にもある[2]。また、ムササビの頭部側面には、耳の直前から下顎にかけて、非常に目立つ白い帯がある(画像参照)。(wikipedia:ムササビより引用)私にとってムササビの仲間は馴染みがなくて勉強不足です。
この里山に生息しているらしい、ということは冬のフィールドサイン(雪面の足跡など)でなんとなく予想していました。
ムササビは冬眠しません。
営巣地を突き止めたいものです。
つづく→9日後に再会?
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