2021年8月下旬・午後15:30頃・晴れ
低山の尾根道の横に広がる灌木の藪に地味な鳥が隠れていました。
明瞭な白い眉斑があるのでウグイスは除外できます。
ヤブサメ(Urosphena squameiceps)かムシクイ類だと思うのですが、尾羽の長さをしっかり見せてくれません。
謎の鳥は下藪をピョンピョン跳び回りつつも、全く鳴かずに黙っています。
風で茂みがざわざわと揺れる音でかき消されそうですけど、周囲で聞こえる鳴き声は、ヤブサメではなくチッチゼミ♂のものです。
(ヤブサメは)白く明瞭な眉斑、短い尾で、ウグイスやムシクイ類と区別できる。ムシクイ類とは棲息場所も違い、ムシクイ類が林の中層から上層で生活するのに対し、ヤブサメは下層で生活している。(山渓カラー名鑑『日本の野鳥』p454より引用)現場近くで早春の時期にヤブサメ♂の鳴き声を聞いているので、今回見つけた鳥もヤブサメではないかと思います。
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