2017/12/11
ウンモンスズメ(蛾)の準備運動と飛翔
2017年8月上旬・午前6:05〜6:10
山麓のキャンプ場のログハウスで早朝、翅も胴体も緑色のスズメガが外壁に止まっていました。
ウンモンスズメ(Callambulyx tatarinovii gabyae)を見つけたのは、これが初めてです。
外灯のすぐ下でしたが、既に消灯していました。
夜の灯火に誘引されて(山から?)飛来したのでしょう。
横からみると、腹部が海老反り姿勢になっていました。
静止蛾を撮るだけでは動画ブログのネタにならないので、手を伸ばして蛾を摘み下におろしました。
地面に落ちた蛾の翅に触れるとパッと広げて赤い後翅を誇示しました。
眼状紋ではありませんが、緑と赤という補色関係にある色のコントラストで捕食者をたじろがせる威嚇効果が多少はあるかもしれません。
更にしつこく触れると慌てて走って逃げ始めました。
私の手に乗せようとしても、暴れてすぐに落下してしまいます。
羽ばたいて体温を上げる準備運動を始め、最後は飛び去りました。
大型の蛾はすぐには飛び立てないのです。
ウンモンスズメの性別の見分け方が分かりません。
触角の形状から♀なのかな?
♀にしては腹部が細い気がします。
それとも腹端に一対の突起があるので、バルバ(把握器)だとすれば♂ですかね?
どなたかお分かりの方は教えて下さい。
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
余談ですけど10時間後、数キロ離れた自宅の庭に緑色のウンモンスズメが静止していました。
初見の蛾なのに、同じ日に別の場所で2頭続けて出会えたのは幸運でした。
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