2014年7月上旬
水田でカルガモ(Anas poecilorhyncha)を2羽見つけました。
青々と生い茂ったイネから首を伸ばすと顔が覗きます。
首を下げるのは採食行動だと思うのですが、隠れて見えません。
ときどきガーガー♪と鳴き交わしています。
【追記】
大田眞也『田んぼは野鳥の楽園だ』によると、
近年、稲田の助走にアイガモの幼鳥を放つ方法が普及しつつありますが、カルガモは体が大きくて稲苗を踏み倒したり、また、実った稲穂を啄んだりして、除草効果より害の方が上回るとして農家からは嫌われているようです。 (p138より引用)wikipedia「合鴨農法」へのリンク
【追記2】
『種子散布:助け合いの進化論〈2〉動物たちがつくる森』という本を読んでいたら、『葉っぱを食べる鳥』と題した興味深いコラムがありました。
ガンカモ類の多くは草を食べるが、細胞壁のセルロースを分解できるのではなく、砂嚢(筋胃)で葉をすりつぶして細胞壁以外の部分を消化しているのである。その点、セルロースを分解できる草食獣たちと比べても、多量の葉を食べねばならず、効率の悪い採食法だと思われる。 (p27より引用)
0 件のコメント:
コメントを投稿