2016年5月下旬
ホシカレハの飼育記録#4
▼前回の記事繭から羽化したホシカレハ♀(Gastropacha populifolia angustipennis)は、伸ばした翅を乾かしながら腹端をときどきヒクヒクと収縮させています。
ホシカレハ♀(蛾)の羽化【10倍速映像】
ホシカレハ♀を腹面から撮ると腹部が太く寸胴で、いかにも卵が詰まっていそうです。
午前9:52、繭にしがみついてじっとしていたホシカレハ♀が急に動き始め、勢い良く排便しました!
翅の伸展に使った体液の余りを排泄したのです。
噴射した羽化液(蛹便)は薄い黄土色でした。
水っぽいクリーム色の羽化液が下に敷いた白紙とペットボトル側面にも垂れています。
午前9:30時点の室温は24.9℃、湿度35%。
午前10:24時点の室温は25.8℃、湿度36%。
午後になり、前翅長を採寸するために蛾を方眼紙に載せようと思いました。
指をそっと差し出して手乗りを試みたらホシカレハ♀は嫌がって逃げ出しました。
そのまま強引に手掴みにしようとすると怖がって、私の手のひらに抗議の脱糞。
蛹便は生温い(常温の)液体でした。
決して排泄物特有の不快な悪臭ではなく、やや香ばしい匂いがしました。
アキノノゲシなどの茎の切り口から滲み出る乳液の匂いを連想しました。
つづく→#5:初飛行
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