2014年7月中旬
電柱のネジ穴の奥で何年もずっと自然営巣しているニホンミツバチ(Apis cerana japonica)のコロニーを定点観察しています。
1匹のワーカーが激しく羽ばたきながら巣口に居座り、巣内を冷やそうと外気を送風していました。
その横をすり抜けて他の外役ワーカーが出入りしています。
スズメバチの扇風行動と違うのは門番(門衛)を兼任していないようで、巣口で扇風しながら帰巣する仲間の蜂をいちいち誰何することはありません。
扇風行動をする蜂が頭部を外に向けているのがニホンミツバチの特徴です。(セイヨウミツバチとは逆向き)
この日は台風一過で快晴となり、猛暑でした。
しかし迂闊にも肝心の気温を測り忘れてしまいました…。
あまりの暑さに私も温度計を取り出すのが億劫になってしまったのです。
▼関連記事(2013年の映像)
ニホンミツバチ♀の巣を冷やす扇風行動【ハイスピード動画】
↑【おまけのショート動画】
"How bees air condition their hives 🐝" by Smithsonian Channel
気温が異常に高くなると、ミツバチは外で水を飲んで来て巣内で吐き戻します。
扇風行動と組み合わせることで、気化熱で効果的に巣を空冷するのだそうです。
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