雪道を歩き去るニホンザルの小群
2012年2月下旬
沢沿いの林道をスノーシューで歩いていると、前方に野生ニホンザル(Macaca fuscata fuscata)の群れを発見。
雪道を四つ足で歩く後ろ姿が見えます。
一頭がこちらを向いて警戒しています。
口に何か(草?)を咥えたまま逃走。
辺りから猿の騒ぐ鳴き声がかすかに聞こえます。
腐れ雪(溶けかけのシャーベット状態)が困るのは、歩きにくいだけでなく、野生動物に忍び足で接近することが不可能になることです。
自分の足音がザクザクうるさくて、周囲の鳴き声もよく聞こえないのです。
そのまま林道を進むと、雪面にサルの足跡と新鮮な糞が残されていました。
やがて足跡は道を逸れ、山に向かったようです。
「サル者は追わず」と言う訳ではありませんが、この日はニホンザルの群れを追う体力がありませんでした。
厳しい山越えにより疲労困憊で、少々投げやりな撮影になってしまいました。
どうやらこの日遭遇したのは遊動する群れの最後部(しんがり部隊)だったようです。
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