2023年4月中旬〜下旬
小川に架かったニセアカシア倒木が天然の丸木橋になっています。
ホンドタヌキ(Nyctereutes viverrinus)が夜な夜な渡る様子をまとめました。
シーン0:4/6・午後15:47・気温23℃(@0:00〜)
明るい日中にたまたま撮れた現場の様子です。
小川が画面の手前から奥に向かって緩やかに流れています。
シーン1:4/11・午後18:54・気温12℃(@0:05〜)
日没時刻は午後18:13。
ちょうど日没時刻なのに、もう真っ暗です。
カメラの起動が遅れ、タヌキが丸木橋を左岸から右岸へ渡る途中でした。
右岸を登ったところで、待っていた先行個体と合流しました。
どうやら先行個体が渡る様子は撮り損ねたようです。
この2頭は、行動を共にしている♀♂番 のパートナーなのでしょう。
小川の流れる音でかき消されてしまっているのか、鳴き交わす声は聞き取れませんでした。
ところで、気温が低くない晩なのに、みぞれのような白い物が舞っています。
これは雪なのか、それともいわゆる雪虫(アブラムシの一種)や花粉なのか、気になります。
シーン2:4/19・午後18:58・気温(@0:22〜)
日没時刻は午後18:21。
8日後の晩には、まず先行個体aが丸木橋を左岸から右岸へ慎重に渡りました。
タヌキはハクビシンよりも慎重に渡るようです。
シーン3:4/19・午後19:00・気温(@0:49〜)
ちょうど1分後に、後続個体bが左岸から右岸へ倒木を渡りました。
シーン4:4/21・午後22:58・(@1:14〜)
2日後の晩にはカメラの起動が遅れたせいで、丸木橋を右岸から左岸へ渡り終えるタヌキが写っただけでした。
左岸の崖を登って笹薮の茂みに消えました。
シーン5:4/23・午後19:17・(@1:23〜)
さらに2日後の晩には、
♀♂ペアが仲良く縦列で間隔を空けずに丸木橋を慎重に渡りました。
2頭のタヌキが同時に渡っても丸木橋の耐久性に全く問題はありません。
右岸の茂みの奥から赤外線を反射するタヌキの目が白く光っています。
シーン6:4/25・午後19:02・気温20℃(@1:51〜)
逆アングルに設置した監視カメラからの暗視映像です。
丸木橋そのものよりも、その右隣にある左岸の穴が気になって重点的に監視しています。
(野生動物の巣穴ではないかと疑っています。)
日の入り時刻は午後18:26。
2日後の晩にまず先行個体が左岸に現れ、崖を下りて丸木橋を右岸に渡り始めました。
渡り終えるときに対岸(左岸)に設置した別のトレイルカメラがようやく起動し、赤外線LEDが照射されました。
シーン7:4/25・午後19:02・(@2:11〜)
別アングルから撮れた映像がこちらです。
旧機種のカメラはタイムスタンプの時刻がすぐに狂い始めるので困ります…。
倒木を伝って左岸から右岸へ渡り終えたタヌキが右岸の茂みに姿を消しました。
そのまましばらく動画を撮り続けると(退屈なので5倍速の早回し)、左岸の茂みの奥から2つ白く光る目が現れました。(@2:33〜)
タヌキの後続個体が丸木橋を左岸から右岸へ渡り、先行個体の後を追います。
※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。
つづく→
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