2019/01/16

イチモンジセセリ?の舌舐めずり



2018年9月下旬

川沿いにある民家の庭の花壇でイチモンジセセリParnara guttata)らしき蝶が菊の葉に止まっていました。
いつものように翅は半開き状態です。

ゼンマイ状の口吻をクルクルと曲げ伸ばす謎の行動を何度も繰り返しているのが目を引きました。
葉の表面を舐めている訳ではありません。
先程までタンポポの花で吸蜜していたのと同一個体ではないかと思います。

▼関連記事
セイヨウタンポポの花蜜を吸うイチモンジセセリ

擬人化すると、吸蜜後の余韻を味わいながら「舌舐めずり」をしているのでしょうか?
蝶が羽化直後以外でこのように口吻を伸縮させるのを見るのは初めてかもしれません。
羽化直後の蝶や蛾(鱗翅目)は、左右に別れた口吻のパーツをクルクルと曲げ伸ばしながらジッパーのように閉じて1本のストローにします。
このジッパーの噛み合わせの具合が悪くなって改めて整えていたのだとすると、身繕いの一種と言えそうです。

最後に飛び立つと、近くに咲いていた野菊の花で吸蜜を始めました。(映像なし)

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。



0 件のコメント:

コメントを投稿

ランダムに記事を読む

  • 田植え後の水田で働くアイガモ・ロボ(水田自動抑草ロボット)28/01/2024 - 0 Comments
  • キボシアシナガバチ創設女王:アザミ葉裏での営巣例28/02/2011 - 0 Comments
  • ヨシの葉に残るオツネントンボの産卵痕06/06/2016 - 0 Comments
  • 繁殖池の岸に上陸して産卵場所を探し回るヤマアカガエル♀♂の抱接ペア(その2)ライバル♂を撃退11/06/2021 - 0 Comments
  • 池に飛び込み一瞬の水浴を繰り返すヒヨドリ(野鳥)【トレイルカメラ】22/01/2022 - 0 Comments