2016/06/04

白藤の花蜜を吸うクマバチ♂



2016年5月上旬

民家の藤棚で満開に咲いた白藤にキムネクマバチ♂(Xylocopa appendiculata circumvolans)が訪花していました。
顔が白く、複眼が大きく発達していることから、雄蜂と判明。
雄蜂は当然、採餌しませんから後脚の花粉籠は空荷です。
白藤の花に止まったクマバチが花をこじ開けると雄しべ、雌しべが飛び出てくる仕掛けになっています。

花が白い藤は、シロバナフジという藤の品種と、シラフジというヤマフジの一品種があるらしい。
園芸植物に疎い私は初めて知りました。
見分けるには、蔓の巻きつく向きを調べに行かないといけません。※
ここの丹精込めた藤棚は紫の花と白の花とが並んでいて見事でした。

※ 後日、現場の藤棚を再訪して調べてみると、蔓は右巻きだったり左巻きだったりとまちまちで、はっきりしませんでした。
どうも自然というものは、図鑑や教科書通りにはいきません。



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