2013年5月下旬
3月下旬に泥巣を発掘して採集したオオフタオビドロバチ(Anterhynchium flavomarginatum)の前蛹を飼育していました。
ドロバチの仲間は前蛹のステージで休眠越冬します。
室温に放置しておいても季節外れに休眠が解けることはないことにいつも感心します。
この日、前蛹#3が蛹化していることに気づきました。
残る前蛹は2匹。
前蛹が脱皮して蛹化する過程をどうにか記録したいと考え、微速度撮影してみました。
蛹化(脱皮)の兆候を知らないので、愚直に監視を続けるしかありません。
確か雄性先熟なので、残りが♀だとしたらすぐに蛹化するとは限りません。
10秒間隔のインターバル撮影でほぼ丸一日(22時間5分)、監視してみました。
大量の連続写真を素材に早回し映像を制作しました。
2つの容器を同時に監視するのは面倒なので、途中から2匹の前蛹を同じ容器に移しました。
残念ながら蛹化の瞬間は撮れませんでした。
退屈な映像ですけど、じっとしている前蛹がときどき自発的に蠕動運動する様子が捉えられていました。
このテーマに専念できるカメラがあれば良いのですが(WEBカメラ等)、限られた機材でやりくりしているので他の撮影に忙しくなると打ち切りになりました。
来季の宿題です。
撮影のために一日中照らし続けたのが
自然界では真っ暗な泥巣内で暮らしているオオフタオビドロバチの前蛹にとって眩しい光がストレスになっていても不思議ではありません。
育房を模したプラスチックの容器は100円ショップの化粧品コーナーで買ったもので、直径30mm。
▼飼育記録の続きはこちら▼
羽化したオオフタオビドロバチの初飛行【ハイスピード動画】
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