2024/11/13

雪山のスギ林で餌を探す年末のカケス【野鳥:トレイルカメラ】

 

2023年12月下旬 

シーン0:12/25・午後12:18・晴れ(@0:00〜) 
明るい昼間にたまたまフルカラーで撮れた現場の状況です。 
根雪が積もった里山のスギ植林地でニホンカモシカCapricornis crispus)の溜め糞場sr1をトレイルカメラで見張っています。 
画面の手前から奥に向かって斜面を見上げるアングルです。 
林床の雪面にスギの落葉落枝が散乱しています。 
画角の右外には渓谷(山肌を深く侵食した沢)があります。 

日中にカケスGarrulus glandarius)が来るようになりました。 
この地点でカケスが写ったのは初めてです。 


シーン1:12/28・午前10:47(@0:04〜) 
左に立つスギ大木の枝葉に1羽の鳥が止まっていました。 
横枝から横枝へ飛び移り、スギ幹の背後に隠れました。 
逆光で同定するのが難しかったのですが、ジェー♪という嗄れた鳴き声でカケスと分かりました。 
しばらくすると、スギに巻き付いた太いフジ蔓にカケスがぴょんと飛び移りました。 
ようやく右の雪面に飛び降りると、雪面に散乱したスギの落ち葉を調べたり凍った雪面を啄んだりしています。 
越冬中の虫が隠れていないか、獲物を探しているのかもしれません。 

1.5倍に拡大した上でリプレイ(@1:37〜)。 


シーン2:12/28・午前10:49(@3:08〜) 
20秒後にトレイルカメラが再び起動したときにも、カケスが居残っていました。 
スギの横枝にまた止まっています。
カケスがスギの球果や冬芽を食べるとは思えないので、越冬中の虫を探しているようです。
秋の間に貯食しておいたドングリを取りに来た可能性も考えられます。 
いずれにせよ、説得力のある証拠映像は撮れていません。 
横のフジ蔓に止まってから、上の横枝に向かって飛び上がりました。 

1.5倍に拡大した上でリプレイ(@3:39〜)。 


※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。 
※ カケスの鳴き声が聞き取れるように、音声を正規化して音量を強制的に上げています。


2024/11/12

群れと一緒に新雪をかき分けて遊動する途中でイタチの越冬用巣穴を覗き込むニホンザル【トレイルカメラ】

 

2023年12月下旬・午前8:20頃・雪

平地のスギ防風林でニホンイタチMustela itatsi)が越冬している「根曲がり巣穴」を見張っていると、ニホンザルMacaca fuscata fuscata)が登場しました。 
雪がしんしんと降る朝に、雪深い林床を縦列で遊動するニホンザルの小群が右から左へ続々と横切りました。 
トレイルカメラもすっかり雪に埋もれかけているようで、その存在に猿たちは全く気づいていない様子です。 

動画に写ったのは計3頭ですが、トレイルカメラのセンサーを起動させた先頭個体がいたはずですから、少なくとも4頭の群れが遊動していました。 
2頭目は子猿で、右上から雪面に飛び降り、ラッセルされた獣道を左へ向かいました。

3頭目の成獣は通りすがりに根曲がり巣穴に気づくと興味を示し、巣口を覗き込みました。 
せっかくお尻を向けてくれたのに、新雪が付着して性別不明です。 
実は3時間20分前の夜明け前にイタチが出没していました。

この地点でニホンザルの群れが撮れたのは初めてです。
根雪が積もった後の真冬に、山から降りてきた野生ニホンザルの群れがこんな平地に現れるとは、ちょっと驚きました。 
何を食べているのでしょうか? 
スギ防風林にニホンザルの食べる餌はなさそうなので、どこか別の餌場へ遊動する通り道として使っているだけでしょう。
民家の庭などあちこちに植えられたカキノキの樹上に残された熟柿を食べ歩いているのではないか?と予想しています。



イモカタバミの花で採餌して飛び回るニホンミツバチ♀【FHD動画&ハイスピード動画】

 

2023年10月中旬・午後15:10頃・晴れ 

街なかの猫の額ほどの庭に咲いたイモカタバミの群落でニホンミツバチApis cerana japonica)のワーカー♀が訪花していました。 
意外にもこの組み合わせは初見です。 


ニホンミツバチ♀はイモカタバミに正当訪花を繰り返して吸蜜・集粉しています。 
後脚の花粉籠に付けて運んでいる橙色の花粉団子はまだ少量だけでした。 

花から飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@0:24〜)

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