2023年12月上旬・午後20:55頃
シーン1:12/4・午後20:53・気温-1℃(@0:00〜)
画面の右に行きかけたタヌキが左を振り返ってじっと見ています。
やがて、巣穴の主である丸々と太ったアナグマが左から登場しました。
異種の2頭が少し離れて対峙しています。
暗闇で互いに相手の姿をどのぐらい見えているのでしょう?
視覚ではなく嗅覚で相手の存在を認識しているのかもしれません。
巣穴の主であるアナグマの方がやはり強気で、侵入者タヌキに向かって突進しました。
しかしアナグマは本気で喧嘩(格闘)するつもりはなくて、威嚇してタヌキを追い払うだけのつもりだったようです。(ブラフのブル・チャージ)
アナグマの剣幕に驚いたタヌキは慌てて右へ逃走しましたが、アナグマはそのまま巣穴Rに入りました。
タヌキに突撃しようとしたら、目の前に巣口Rが現れて減速したのかもしれません。
アナグマは巣口Rの右で座って地面に尻を擦り付け、縄張りを主張する匂い付けを行ったようです(スクワットマーキング)。
次に、タヌキが居た地点で残り香を嗅ぎ回っています。
侵入者を深追いすることはありませんでした。
シーン2:12/4・午後20:53(@1:00〜)
アナグマがタヌキに向かって突進する様子は、別アングルでも同時に撮れていました。
おそらくタヌキがセットに侵入した気配を感じて巣穴Lから外に出てきたのでしょう。
あるいは、外出からセットにちょうど戻ってきたアナグマがタヌキと鉢合わせしたのかもしれません。)
アナグマの個体識別ができていませんが、ここで出産育児した♀(右目<左目)でないことは確かです。
アナグマはタヌキに向かって黙って突進し、威嚇の鳴き声を発していませんでした。 (奇襲攻撃?)
シーン3:12/4・午後20:58・気温0℃(@1:26〜)
4分後に何者かが画面の左端を左へ立ち去りました。
さっき逃げたタヌキがこっそり戻って来たのかもしれません。
【考察】
生活圏が重なるニホンアナグマとホンドタヌキは、この二次林や餌場、溜め糞場などで頻繁にニアミスして互いに顔馴染みのはずです。
縄張り内をそれぞれ匂い付け(マーキング)しているので、その匂いでも互いに認識しているはずです。
実際にニアミスしたシーンをしっかり撮れたのは初めてかもしれません。
関連記事()▶
0 件のコメント:
コメントを投稿