2023年11月下旬・午後18:30頃
山中の水場に来る野生動物をトレイルカメラで見張っています。
ある晩、レンズの近くで造網性クモが活動を始めました。
レンズに対して近過ぎるため、クモにピントが全く合わず(奥ピン)、ブヨブヨした不定形の奇妙な物体が下から上に登ってきたように見えます。
暗視カメラの赤外線を至近距離から強く反射しているため、火の玉や人魂のように光りながら空中で揺れています。
途中で謎の物体が大小2つに分裂しました。
クモが粘着性のある横糸を張りながら粘液を足したのでしょう。
気温が下がって虫も減った晩秋にもクモがまだ網を張っていることが分かります。
過去にもトレイルカメラに同様の現象がたまに写っていたのですが、造網性クモが張った横糸の粘球が赤外線に反射しているのだろうと想像していました。
今回の映像で分かったことは、クモ自身がレンズの至近距離で動くとピンぼけで歩脚すら写らず、ブヨブヨした光る塊として見えてしまうことがある、ということです。
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トレイルカメラの原理上、変温動物のクモがいくら動いてもセンサーは反応しないはずです。
しかし旧機種のトレイルカメラは風揺れなどによる誤作動が多く、そのときたまたまクモが写っていたのでしょう。
夜の山林で宙に浮かぶ謎の粘球が熱を帯びているとしたら、あるいはクモ自身が発熱しているとしたら、それこそ大発見(スクープ映像)です。
念のためにサーモグラフィカメラで撮ってみたくなります。
新機種のトレイルカメラに切り替えると、センサーが優秀で誤作動が減ったので、この怪奇現象?が撮れる頻度は減ることが予想されます。
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