2023年11月下旬
平地の落葉した二次林でニホンアナグマ(Meles anakuma)の越冬用営巣地(セット)を見張っていると、みぞれが降る晩に見慣れないアナグマが2回現れました。
シーン1:11/25・午後18:55頃・気温1℃
なぜか背中だけ黒い毛の、背黒アナグマです。
こんな個体を私は今まで見たことがありません。
一時的な泥汚れだとすると、どこか別の場所で越冬用の巣穴を掘っているのかもしれません。
(それにしても、トンネル内で穴掘り中に背中だけ汚れる状況が想像できません…。)
越冬用の巣穴を必死で探し求め、狭い穴に無理やり潜り込もうとして、背中が汚れたのでしょうか?
倒木の下の狭い隙間をくぐり抜けようとしたときに、背中が汚れたのかもしれません。
個体識別に使える生まれつきの特徴なのかどうか、もう少し長期間の観察を続けないと分かりません。
とりあえず、明るい自然光下で背中の色を見たくなります。
巣穴Lには入らず、獣道をゆっくり通り過ぎました。
シーン2:11/25・午後21:55頃・気温1℃
3時間後も同一個体の背黒アナグマがやって来ました。
今回も巣穴に入らず、獣道を徘徊しているだけです。
どうやら二次林内をぐるぐる徘徊しているようです。
※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。
0 件のコメント:
コメントを投稿