2021年7月中旬・午後15:20頃・晴れ
山道に残されたタヌキの溜め糞で吸汁するキバネセセリ♂を撮影していると、意外な珍客が登場しました。
ジガバチの一種(サトジガバチまたはヤマジガバチ)♀です。
食性からしても営巣習性からしても、ジガバチ♀が溜め糞に来る理由が想像できません。
ハエを狩る狩蜂なら分かるのですが、ジガバチ♀の獲物は蛾の幼虫です。
たまたま通りかかっただけでしょうか?
ジガバチ♀とキバネセセリ♂は溜め糞上でニアミスしても互いに無関心でした。
溜め糞の周囲を徘徊していたジガバチ♀が林床で立ち止まって、スギ(杉)の落ち葉の葉柄を舐め始めました。
その表面は泥だらけで決して清潔そうには見えませんが、何か必須のミネラル成分を摂取しているのでしょう。
新鮮な糞そのものを舐めるのではなく、おそらくタヌキの排泄した尿がかかった落ち葉を舐めるのが好みのようです。
ヒトが立ち小便した跡にも来るかどうか、調べたら面白そうです。
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