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2026/03/17

年末年始の大雪で巣口が埋もれて迷子になったホンドタヌキのペア【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2024年12月下旬〜2025年1月上旬〜1月中旬 

シーン0:12/21・午後13:54・晴れ・気温17℃(@0:00〜) 
明るい日中にたまたま撮れた現場の様子です。 
根雪が積もった休耕地で越冬するホンドタヌキ♀♂(Nyctereutes viverrinus)家族の巣穴を自動撮影カメラで見張っています。 
雪原をうろつくタヌキの様子をまとめました。


シーン1:12/21・午後23:46・気温0℃(@0:03〜) 
冬至の日が終わりかける深夜、夜霧が発生したのか画面全体が少しぼやけています。 
外出していたタヌキのペアが帰巣しました。 
左の雪原から来た先行個体が左の巣穴Lに入りました。 
雪面は凍結していて、タヌキが歩いた足跡がほとんど残りません。
後続個体も左下から登場して、同じく左の巣穴Lに潜り込みました。 


シーン2:12/30・午前8:46・晴れ・気温5℃(@0:42〜) 
樹上からの落雪で監視カメラが誤作動したようです。 
2日前の12/28に雪原を通過したクマの巨大な足跡が新雪に埋もれかけながらもまだ残っています。 

関連記事(同所で2日前の撮影)▶ 冬眠の遅れたツキノワグマが年末の晩に雪原をラッセルして横断【トレイルカメラ:暗視映像】 

他に新しい足跡はありません。 


シーン3:1/2・午後22:44・降雪・気温0℃(@0:47〜) 
新年2日目の小雪がちらつく晩遅くに、左から来た単独タヌキが営巣地を横切りました。 
雪面は凍っていて足跡が残りません。 
巣口は全て雪に埋もれているので、タヌキは迷子になっているようです。 
右往左往してから巣口Rのあった地点へ向かいました。 
また戻ってきて、巣口Lに近づいたところで、1分間の録画が終わりました。 
(無事に入巣Lできた訳ではなさそうです。)


シーン4:1/3・午前2:28・降雪・気温-1℃(@1:47〜) 
日付が変わった深夜に、タヌキがまた写りました。 
軽い吹雪になっています。 

雪原を左から歩いて来た単独個体が右へ向かいます。 
雪に埋もれた巣口Rの辺りの雪原の匂いを嗅ぎ回っています。 
奥の雪原を左に回り込んでから、雪に埋もれた巣口L、Mを順に通過しました。 
再び巣口Rへ向かったところで、録画終了。 

これは赤外線を照射した暗視映像で、実際は真っ暗であることを思い出してください。 
匂いや周囲の景色(シルエット)の記憶を頼りに、「雪で埋もれた巣穴が確かここにあったはずだ」と探しているのでしょう。


シーン5:1/3・午前2:31・降雪(@2:48〜) 
1分20秒後、右手前から来たらしいタヌキaが左を向いて佇んでいました。 
雪原に座り込んで、左を見つめています。 
少し手前に歩いてから、再び座り込みました。 
凍結した雪面をタヌキが歩いても、足跡は残りません。 
急に奥へ向かって駆け出してから、途中で立ち止まりました。 

単独行動ではなかったようで、別個体bが左の暗闇から入れ替わるように登場しました。 
タヌキbは、雪で埋もれた3つの巣口L、M、Rの匂いを順に嗅ぎながら、通り過ぎました。 

その間に、先行個体aは奥の農道(雪原?)を右へ向かいます。 
先行個体aが手前(巣口R)に向かって駆けて来たところで、録画終了。 


シーン6:1/7・午前22:17・降雪・気温0℃(@3:48〜) 
4日後の小雪がちらつく晩。 
雪面に新しい足跡が増えているのは、この日の朝にタヌキの♀♂ペアが穴掘り雪かきなどの活動をしたからです。(映像公開予定) 

手前から来たのか、あるいは出巣L直後のタヌキが、雪面の匂いを嗅ぎながらゆっくり右へ歩いて行きます。 


シーン7:1/10・午前5:57・降雪・気温-5℃(@4:14〜) 
3日後の夜明け前です。 
営巣地には大雪が積もっていました。 
右端手前に生えていたオニグルミの灌木が冠雪の重みで途中から折れていました。 

タヌキが巣口Rを経由して奥の雪原を左右に横切ったラッセル跡が新雪に残っている他には、足跡はありません。 


シーン8:1/15・午後21:13・降雪・気温-4℃(@4:20〜) 
5日後の晩は吹雪でした。 
巣穴Mから外に出てきたばかりと思われるタヌキが、右下手前へ歩いて来ます。 
吹雪の晩でも採食や溜め糞場WBCに出かけたのかもしれません。 
付いたばかりの足跡を見ると、ラッセルというほど深雪ではありませんでした。 
凍結した雪面の上に新雪が少し積もった状態です。 


シーン9:1/15・午後21:53・降雪・気温-3℃(@4:28〜) 
40分後に、おそらく同一個体のタヌキが自分の足跡を忠実に辿って、外出から戻って来ました。 
巣口Lを点検してから、巣穴Mに入りました。 


シーン10:1/19・午後17:20・気温-2℃(@5:01〜)日の入り時刻は午後16:51 
4日後の日没後、すっかり暗くなった晩に、タヌキのペアが巣穴Mから外に出てきたようです。 
先行個体が右下手前へ向かいました。

その間に、後続個体は巣口Mで背中を伸ばすストレッチ運動をしてから、パートナー(先行個体)を見送ります。 
このまま外出しないで留守番するつもりなのかな? 


【考察】
ホンドタヌキは冬眠しません。
雪国の厳冬期でも活動を続けます。

大雪が積もって営巣地の巣口が完全に埋もれてしまうと、数日留守にしていたホンドタヌキが戻ってきてもなかなか巣口を探し当てられずに迷子になっていました。
タヌキは縄張り内に複数の巣穴を用意してあるはずですから、仕方なく他所の巣穴に向かったはずです。

これから恋の季節が始まります。
ホンドタヌキの求愛・交尾時期は主に1月から3月です[1][2]。具体的には、発情期は1月から3月で、2月頃に交尾が行われます[2]。(Perplexity AIの回答)


つづく→

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