前回の記事:▶ 珍しく明るい早朝にオニグルミの堅果を持ち去る野ネズミ
2022年11月上旬
2回目の給餌をしたオニグルミ堅果を、夜になると野ネズミ(ノネズミ)が1個ずつ持ち去り、どこかに貯食します。
一晩の貯食活動の記録をまとめました。
シーン0:11/7
新たに40個のクルミをカラマツの根元に山盛りに置きました。
シーン1:11/8・午後17:09・気温13℃ (@0:03〜)
(日の入り時刻は午後16:37)
監視カメラが晩に起動すると、雨が降っていました。
給餌場のクルミがいつの間にか、かなり減っていました。
野生動物が持ち去ったのに、トレイルカメラで撮り損ねた回が結構ありそうです。
明るい昼間にリスが素早く盗みに通っていたのなら嬉しいのですけど、証拠映像が無ければ話になりません。
シーン2:11/8・午後17:46・気温8℃ (@0:07〜)
小雨が降り続く中、餌場に来ていた野ネズミがオニグルミ堅果を1個選んでいます。
表面を少し齧って残っていた果肉を取り除き、咥えやすくしてから左に運び去りました。
斜面に繁茂する常緑のシシガシラ群落の下に隠れた後も、白い目がチラチラと光って見えます。
そこに巣穴や隠れ家があるのでしょうか?
(※ 後日に巣穴を現場検証した動画を公開予定。)
安全な隠れ家でゆっくり時間をかけてクルミの硬い殻に穴を開け、美味しい中身を食べているのでしょう。
シーン3:11/8・午後18:33・気温7℃ (@1:05〜)
野ネズミが餌場に長居している間に、落ち葉がひらひらと舞い散りました。
このカラマツの幹は根際で強く湾曲しています(多雪地帯の山地に特有の樹形)。
オーバーハングした庇のようになっているおかげで、この給餌場には落ち葉や雨がほとんどかからないようになっています。
単純に餌を林床に置いたたけでは、あっという間に大量の落ち葉に埋もれてしまい、野生動物が餌を見つけにくくなってしまいますから、何か工夫が必要となります。
野ネズミがようやく選んだクルミを咥えて右に持ち出したものの、運びにくそうで立ち止まりました。
クルミをどこに運ぶか気が変わったようで、方向転換するとカラマツの根元を右から回り込んで斜面を登り、幹の陰に姿を消しました。
シーン4:11/8・午後18:35・気温12℃ (@2:05〜)
餌場からクルミを左に運び去り、シシガシラ群落の下に隠れました。
茂みの隙間から野ネズミの白く光る眼が点滅しています。
もしかすると、巣穴(隠れ家?)にクルミを溜め込んでいるのかもしれません。
シーン5:11/8・午後19:02・気温7℃ (@3:05〜)
気温が下がったせいかカメラの起動が遅れ、野ネズミが画面の右端でクルミを咥えて右へ運搬中でした。
しばらくすると、野ネズミが空荷で画面の右下から餌場に元気よく駆け戻って来ました。
給餌場で次のクルミを物色中に録画が終了してしまいました。
カメラのレンズのすぐ近くを歩脚の長いザトウムシが横切りました。
シーン6:11/8・午後19:10・気温8℃ (@3:25〜)
カメラが起動すると、ちょうど野ネズミが餌場に戻ってくる途中でした。
クルミを口に咥え、カラマツの根際を左から回り込むように斜面を登り、右斜面を斜めに登って行きました。
シーン7:11/17・午前6:19・気温4℃ (@4:14〜)
餌場のクルミが完全に無くなった様子を明るい早朝に撮った参考映像です。
※ 暗い暗視映像には動画編集時に自動色調補正を施しています。
0 件のコメント:
コメントを投稿