2021年8月下旬・午後15:05頃・晴れ
山道に残されたホンドタヌキ(Nyctereutes viverrinus)の溜め糞を観察していると、辺りを黄色い昆虫が素早く飛び回りました。
てっきりキイロスズメバチのワーカー♀がハエを狩るために飛来したのかと初めは思いました。
関連記事(8、9年前の撮影)▶
・タヌキの溜め糞で停空飛翔するキイロスズメバチ♀
・タヌキの溜め糞に集まるキイロスズメバチ♀しかし、キイロスズメバチにしては黄色が鮮やか過ぎます。
小径の横に生えたミズナラ幼木の葉に止まった昆虫をよく見ると、ベーツ擬態したサッポロヒゲナガハナアブ♀(Chrysotoxum sapporense)でした。
黄色と黒は勇気のしるし♪
葉に乗って身繕いしています。
飛び立つ瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。
しかしすぐに近くの葉(樹種不明)に止まり直しました。
思わせぶりにタヌキの溜め糞の近くに居続けるのは果たして偶然でしょうか?
ハナアブなら獣糞の近くで油を売ってないで訪花するのが本分だと思うのですけど、近くに蜜源植物は見当たりませんでした。
もしかして糞の上に産卵するのかと思ってその後もしばらく溜め糞の観察を続けたのですが、サッポロヒゲナガハナアブ♀が溜め糞の上に着陸することはありませんでした。
糞に集まる他のハエなどのライバル(先客)に遠慮しているのでしょうか?
関連記事(2、3年前の撮影)▶
・蜂に擬態したサッポロヒゲナガハナアブ♀がニラを訪花
・アカザカズラの花蜜を舐めるサッポロヒゲナガハナアブ♀
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