2019年7月下旬・午前6:20頃
早朝から里山の麓で野生ニホンザル(Macaca fuscata fuscata)の群れがミズキの樹上で採食しています。
林縁なのでクズの蔓がミズキに巻きついて伸び、高い枝も覆ってしまい、マント群落が形成されつつあります。
1頭の若いニホンザルに注目していたら、下から撮っている私を見つけた途端にザワザワと激しくミズキの枝葉を揺すり始めました。
これは私に対する軽い威嚇の誇示行動でしょう。
その後は枝上で立ち上がって手を上に伸ばし、クズの花穂を次々に採食し始めました。
クズの花を食べるニホンザルは今回が初見で、私にとっては嬉しい収穫でした。
今のところ、クズの葉を食べた例は見ていません。
▼関連記事
・クズの蔓を食べる野生ニホンザルの群れ @3年前の撮影
・クズの蔓を採食するニホンザルの群れ @7年前の撮影
香り高いクズの花は山菜好きなヒトにとっても食用になるらしいのですが、私は未だ口にしたことがありません。
今度トライしてみようかな?
※ 明暗差がきつい映像なので、いつものように動画編集時にコントラストを上げると木陰のクズの花が黒く潰れて見えなくなってしまいます。今回は代わりに彩度を少し上げました。
写真ならストロボを焚けば解決しますけど、動画で記録する場合は強い照明を使うと野生動物に逃げられてしまいますし、編集加工でなんとかするしかありません。
私が使っている動画編集ソフト(Kdenlive)にもHDR処理してくれるフィルターが欲しいところです。
実は現場では猿がクズの花を食べたことに私は全く気づかず、撮影を途中で止めてしまいました。
ニホンザル@ミズキ樹上+クズ花穂採食 |
ニホンザル@ミズキ樹上+クズ花穂採食 |
0 件のコメント:
コメントを投稿