2024年5月上旬〜中旬
シーン1:5/6・午後13:49・くもり(@0:00〜)
里山の雑木林(スギとの混交林)でニホンカモシカ(Capricornis crispus)の溜め糞場sr2を自動撮影カメラで見張っています。
左から右へ斜面を登る途中で、平坦になった区間に溜め糞場sr2があります。
この時期に登場したニホンイノシシ(Sus scrofa leucomystax)の映像をまとめました。
シーン1:5/8・午前4:37・(@0:04〜)日の出時刻は午前4:32。
日の出直後の暗い早朝に、真っ黒な体毛の獣が現れました。
一瞬クマかと思ったのですが、イノシシでした。
奥から手前に来て立ち止まると、私が薮漕ぎの際に切除した灌木の枝の切り口の匂いを嗅いでいます。
手前の死角に来ると、アカマツの根元の匂いを嗅いでいるようです。
引き返して左に立ち去りました。
結局、カモシカの溜め糞には興味を示しませんでした。
シーン2:5/9・午前4:10・(@0:29〜)日の出時刻は午前4:31。
翌日は、日の出直前の未明に現れました。
右の藪の奥に動物の目が白く光っています。
それが右に移動しました。
獣道を左から来たのに、監視カメラの起動が遅れたようです。
イノシシかどうか、いまいち自信がないのですけど(カモシカかも?)、一応ここに含めました。
真相は藪の中です。
シーン3:5/15・午後19:00・(@0:42〜)日の入り時刻は午後18:46。
日没後の晩にイノシシの幼獣が獣道を左から右へ駆け抜けました。
1/3倍速のスローモーションでリプレイすると、幼獣(ウリ坊)に特有の縦縞模様の名残?が背中にチラッと見えました。
もしかすると、先行個体の通過を撮り損ねたのかもしれません。
シーン4:5/17・午後21:26・(@〜)
カモシカが排便に来た(映像公開予定)2時間後に左下からイノシシ成獣がやって来ました。
溜め糞場sr2でカモシカの新鮮な糞の匂いを嗅いでいますが、食糞することはありませんでした。
林床に生える細い灌木の枝葉の匂いも気にして嗅いでいます。
監視カメラを固定したアカマツの根元でイノシシが何をしているのか気になりますが、死角で写っていません。
※ 低音の鳴き声が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。
【考察】
イノシシの個体識別ができていませんが、明らかに複数個体が登場しています。
イノシシはカモシカの溜め糞場に何か目的があって通っているのではなくて、獣道の途中にたまたま溜め糞場があるので、通り過ぎているだけのようです。
動画では単独行動をしているように見えますが、監視カメラの画角が狭いので、林床に散開する群れの採食行動が撮れてないだけかもしれません。
つづく→
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