2024年3月上旬・午後22:30頃・気温-1℃
平地の二次林でニホンアナグマ(Meles anakuma)が冬眠している営巣地(セット)を自動撮影カメラで見張っています。
3/5は二十四節気のひとつ「啓蟄 」です。
冬ごもりをしていた虫が春の気配を感じて動き出す頃なのですが、雪国の季節感とは違います。
寒の戻りで雪がしっかり降りました。
雪が激しく降る晩遅くに1頭のホンドタヌキ(Nyctereutes viverrinus)が登場しました。
新雪の上に残る足跡を見ると、奥の二次林内からタヌキがセットにやって来たことが読み取れます。
タヌキはあちこちで雪の中に鼻面を突っ込んで匂いを嗅ぎ回っています。
アナグマの巣口Rの匂いを慎重に嗅いでから、中に潜り込みました。
【考察】
このタヌキが再び外に出てくるシーンが監視カメラに撮れていないことから、どうやら大雪を凌ぐための一時的な避難所として、しばらくアナグマの巣内に留まったようです。
アナグマとタヌキが「同じ穴の狢 」として寄り添って寝るのか、それとも別々の居住区で寝るのか、巣内の様子を知りたいものです。
↑【おまけの動画】
"Tanuki - Japanology Plus" by NHK WORLD-JAPAN
海外向けに日本のタヌキを紹介した番組です。
タヌキ研究の第一人者がじきじきに案内してくれる豪華な番組。
英語の勉強にどうぞ。(翻訳字幕を表示することも可能です。)
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