2023年5月上旬・午後20:40頃・小雨・気温16℃
小川に架かる丸木橋を見張っている自動センサーカメラにハクビシン(白鼻芯、白鼻心;Paguma larvata)の意外な行動が撮れていました。
小雨がぱらつく晩に、右岸に自生する灌木(樹種不明)の細い幹を野生動物がスルスルと地面に下りて来ました。
カメラの起動が間に合わず、頭部は見えなかったものの、尻尾が長いのでハクビシンと思われます。
ハクビシンは木登りが得意と言われていますが、その片鱗を垣間見れたのはこれで2回目です。
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以前も此岸の灌木が激しく揺れていたことがあったのですが、それもハクビシンの仕業だったのでしょう。
夜行性のハクビシンが獣道を歩くだけでなく木から木へと渡る決まった巡回ルートがあるのならば、対岸にトレイルカメラを設置して狙ってみるのも面白そうです。
この流域にはハクビシンの健常個体だけでなく片目が失明した隻眼の個体も生息することが分かっています。
両眼視ができないと遠近感が失われ、木登りが苦手(下手糞あるいは慎重)になると予想されるのですが、今回登場した個体の目の状態が撮れていなかったのは残念です。
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