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2023/06/13

カバエダシャク♂(冬尺蛾)の見事な保護色がバレると…

 

2022年11月上旬・午後13:45頃・晴れ

里山の雑木林を飛び回っていた蛾が林床の落ち葉に着陸しました。 
イタヤカエデの黄色い落ち葉に乗っていた蛾にズームインすると、カバエダシャク♂(Colotois pennaria ussuriensis)でした。 
触角が羽毛状なので、この個体の性別は♂と見分けられます。 

晩秋で冬尺蛾のシーズンが始まりました。 
今期初見のカバエダシャクになります。 

褐色(茶色)の翅が落ち葉に対して見事な保護色になっている他、前翅の外縁に浅い鋸歯が入っているおかげで、隠蔽擬態となっています。 
(翅の外縁が直線状よりも、ゆるくギザギザが入っている方が翅の輪郭が分かりにくくなります。)
落ち葉の上で動かなければ、見つけ出すことはほぼ不可能でしょう。
目立たない姿が、その生物の色や模様によって達成されている場合、これを保護色と言い、姿形や行動によって行われる場合を擬態と言う。両者を兼ね備えている場合も当然ながらある。(wikipediaより引用)

イタヤカエデの落ち葉と一緒にそっと拾い上げても、カバエダシャク♂は飛んで逃げませんでした。 
しかし私が親指で翅に軽く触れた途端に、準備運動無しで飛び去りました。 
飛び立つ瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。 


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