2022年10月下旬・午前5:20頃・小雨 (日の出時刻は午前5:59)
冒頭のシーンは明るい昼間に撮った現場の様子です。
カラマツの木の根本にドングリ(ミズナラの堅果)を山盛りに給餌しました。
小雨が降る未明に野ネズミ(ノネズミ)が餌場に通い、ドングリを1個ずつ咥えて持ち去ります。
それまで全く気づかなかったのですが、画面右下の斜面にいつの間にか小さなカエル(種名不詳)が居ました。(赤丸に注目)
そのカエルが斜面の上に向かって2回連続して跳びました。
少し休んでから斜面をノソノソと歩いて登り、カラマツに近づきます。
小雨がポツポツ降っているので活発なようです。
次にトレイルカメラが起動すると(@0:54〜)、餌場に戻って来ていた野ネズミが次に運ぶドングリを選んでいました。
野ネズミが給餌場に戻る途中でカエルとニアミスしたら捕食するかどうか、興味があったのですが、ドングリに夢中の野ネズミは地面のカエルを素通りして(飛び越えた?)まっしぐらに餌場に戻ったようです。
野ネズミがドングリを持ち去り餌場から居なくなると、それまでじっとしていたカエルは再び斜面をゆっくり歩いて登り始め、方向転換して右向きになりました。
次にトレイルカメラが起動すると(@1:42〜)、野ネズミが餌場でドングリを選び、どこかに運んで貯食します。
次に野ネズミはカエルとは逆の左から給餌場に戻り、結局カエルとニアミスしませんでした。
右を向いて静止しているカエルが瞬きしました。
カエルが林床でおとなしくじっとしていれば、野ネズミは気づかないのかもしれません。
野ネズミがカエルを捕食することがあるのかどうか、飼育下で与えてみれば実験することはできそうです。
変温動物のカエルが単独で動き回っても、本来ならカメラのセンサーに動体検知されません。
今回は恒温動物の野ネズミが忙しなく餌場と行き来してくれたおかげでカメラが起動し、たまたま夜のカエルの活動を記録してくれました。
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