2022年10月上旬・午後14:08・気温14℃
里山のスギ林道に設置した自動センサーカメラに写った野生ニホンカモシカ(Capricornis crispus)の記録です。
里山に暮らす野生哺乳類は夜行性が多いのですが、カモシカは昼も夜も活動しています。
明るい日中に登場したカモシカがいきなり至近距離で頭部だけ写りました。
林道脇の法面(画面手前の斜面)を下りて来て林道にたどり着いたところなのか、あるいはカメラの死角になっている林道の右端を通って左から歩いて来たのでしょう。
フンフン♪という鼻息がしたと思いきや、カモシカが首を伸ばしてカメラに顔を近づけ、頻りに匂いを嗅いでいます。
くるっと向きを変えて林道を渡ると、道端から突き出たお気に入りのスギ落枝の匂いを嗅いで狩る先端部に顔を擦り付けました。
眼下腺マーキングが済むと、林道を右に立ち去りました。
この個体は右肩に目立つ黒点が1つあります。
角や耳に目立つ特徴は見当たりません。
同時期に別の場所に設置したトレイルカメラには、右肩よりもやや後方の背中に、やや滲んだ黒班をもつカモシカが写っていました。
黒班の形成メカニズムはともかく、私としてはカモシカを個体識別できれば御の字です。
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