2022年8月中旬・午後13:20頃・晴れ
里山で湧き水が貯まる泉の横の林床で見慣れない虫を見つけました。
甲虫の幼虫だと見当がついたものの、かなり巨大です。
体表が群青色にテカっています。
オオヒラタシデムシの幼虫と似ているものの、体型が少し違います。
調べてみると、マイマイカブリの幼虫と判明。
ここ山形県南部に生息するマイマイカブリは、コアオマイマイカブリ(Damaster blaptoides babaianus)という亜種のはずです。
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落ち葉の下に慌てて潜り込んでも、「頭隠して尻隠さず」の状態です。
私が落ち葉をそっとめくると、腹端を反り返らせました。
腹端にある1対の棘で刺そうとしているのか(威嚇?)と思ったのですが、ハサミムシのようには動かせないようです。
周囲は二次林(雑木林)の灌木に覆われた緩斜面で、林床に木洩れ日が射しています。
プラスチック定規で採寸してみると、体長〜30mmでした。
もっと大きく成長するのだそうです。
林床の落葉や落枝の下に隠れよう隠れようと逃げ回るのを追いかけて撮影しました。
持ち帰って飼育しようか迷ったのですが、真夏に生き餌のカタツムリを大量に調達するのが難しそうなので諦めました。
高価なエスカルゴを買い与える訳にもいきません。
後で飼育法をネット検索してみると、昆虫ゼリーやイモムシ、タニシなどの代用食が試されているようです。
【追記】
現場近くで後日、本種の成虫が活動していました。
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