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2022/12/09

ブラックベリーの熟果で吸汁するコガタスズメバチ♀

 

2022年8月上旬・午前10:15頃・くもり 

民家の裏庭でブラックベリー(=セイヨウヤブイチゴ)の液果が黒く熟しました。 
そこにコガタスズメバチVespa analis insularis)のワーカー♀が来て熟果を大顎で噛み、甘い果汁を舐めています。 
熟果に齧られた食痕が残りますから、ブラックベリーの商品価値は下がってしまうでしょう。

ここでブラックベリーの熟果を食害する3種のスズメバチ類を観察することができましたが、アシナガバチ類は居ませんでした。 
関連記事(同所同日の撮影)▶ 
近くにフタモンアシナガバチおよびセグロアシナガバチの営巣地がありますし、ワーカー♀が探餌飛翔していたものの、熟したブラックベリーで吸汁する姿は見ていません。 
ブラックベリーに近寄ると強いスズメバチ類に追い払われてしまうのかもしれません。(餌場の占有行動)
2022年8月中旬 

同じ場所で後日、路上に多数散乱するブラックベリー落果の写真を撮りました。 
一部は踏まれて潰れてしまっています。
ヒヨドリなど甘党の野鳥が熟果をついばんだ(食害)際に一部を落としてしまうのではないかと想像していますが、まだ現行犯の現場を押さえたことはありません。 
ヒトの子供が通りすがりに摘み食いしたのなら、勿体なくてこれほど落とさないでしょう。
アスファルトの舗装路に落ちたブラックベリーの液果からは種子が発芽できません。
鳥類や哺乳類が熟果を食べて遠くに運び、糞と共に未消化の種子を地面に排泄することで、ブラックベリーの種子散布を助けていると思われます。

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