2022年7月下旬・午後14:35頃・晴れ
山中の泉をトレイルカメラ(無人センサーカメラ)で監視していると、オニヤンマ(Anotogaster sieboldii)が飛来しました。
前回の記事:▶ 山中の池でトレイルカメラが捉えたオニヤンマ♂の縄張り巡回飛翔
池の上空を低く飛んでから、池の奥の端でホバリングしながら腹端を水面にチョンチョンと2回ひたしました。
てっきりいつもの♂による縄張り占有飛翔かと思いきや、今回は♀の単独打泥産卵でした。
その後は奥に見える林道を左へ飛び去りました。
オニヤンマ♀が産卵した地点は、湧き水が溜まった池から流れ出る水路になっています(沢の源流)。
その浅い水底に卵を産み付けたようです。
▼関連記事(11、13年前の撮影)
・オニヤンマ♀の挿泥飛翔産卵
・オニヤンマ♀の連続打水産卵せっかくオニヤンマ♀が珍しく水場に飛来したのに、いつもは縄張りをパトロールしている♂が肝心なときに不在でした。
オニヤンマ♂が♀に飛びかかって交尾を始める決定的瞬間が撮れるチャンスだったのに、残念です。
オニヤンマ♀♂は交尾後に尾繋がりにならない(連結飛翔しない)ので、♀は単独で産卵しないといけません。
そのとき♂に見つかると再び交尾を迫られて、貴重な産卵時間を無駄にしてしまいます。
しつこい♂のハラスメントを回避するために、オニヤンマ♀は♂が居ない隙を狙って素早く産卵するようになったのでしょう。
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