2021年9月上旬・午後14:30頃・くもり
逆光ですが、下腹部に赤茶色が見えたので成鳥と判明。
つい先程見たばかりの2羽の幼鳥の親鳥だと思います。
稲穂が実る周囲の田んぼを鋭い眼光でキョロキョロと見渡しています。
ときどき頷くように頭を上下に動かしているのは、獲物を探して遠くをよく見るための行動なのでしょう。
風で羽毛がなびいて、絵になりますね。
かなり豪胆な個体で、私が長時間カメラを向けても全く鳴かず、なかなか逃げようとしませんでした。
飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でかなり粘って長撮りしました。(@1:53〜2:24)
もちろん退屈なシーンは編集でカットしてあります。
強風で私の体ごと飛ばされそうになるので、ひたすら愚直に長撮りするのも大変でした。
電柱天辺のチゴハヤブサ成鳥は、頭を少し下げながら尾羽を上げて、白くて粘性のある液状便を真下に排泄しました。
排便で体重を軽くした直後に翼を広げ、電柱を脚で蹴り出しながら飛び立ちました。
田園地帯をしばらく飛び、電線に止まり直しました。
ここでも辺りをキョロキョロと見回し、ときどき頭部を上下に動かしています。
隣接する電柱間の中央で弛んだ電線に止まったのが興味深く思いました。
チゴハヤブサは体重が軽いので、足場がやや不安定でも気にしないのでしょう。
ノスリなど大型の猛禽は安定した足場を好むので、電線に止まる時は電柱に近い弛みのない部分を選びます。
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