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2021/07/20

ニホンアマガエルの轢死体を咥えて巣に運ぶハシボソガラス♂(野鳥)

 

2021年5月中旬・午前5:50頃・くもり 

静かな早朝に郊外の住宅地の路上をハシボソガラス♂(Corvus corone)がトコトコ歩いて横断していました。 
嘴に何か細長い餌を咥えています。 
干からびたミミズのように見えたのですが、定かではありません。(あるいは植物質の巣材?)
このときカラスの喉袋は空っぽでした。 

ハシボソガラス♂は路肩の白線付近で潰れたカエルの死体を見つけて捕食し始めました。 
初めから咥えていた物を一旦路上に落としてから、足で獲物を押さえつけ、嘴で屍肉を引きちぎります。 
このとき緑色が見えたので、おそらくニホンアマガエルHyla japonica)が車に轢かれた死骸のようです。 

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しかしカラスはその場でアマガエルの肉片を食べるのではなく、初めから持っていた細長い餌と一緒に喉袋に詰め込みました。 
路上から飛び上がると、近くの電線に止まりました。 
餌を詰め込んだ喉袋はパンパンに膨らんでいます。 
周囲の安全を確かめ、帰巣のタイミングを見計らっているようです。 
尾羽をパッパッと開閉しているのは、軽い興奮の現れなのかな? 

この個体がなぜ♂だと分かったかというと…。 



 

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