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2021/07/20

リンゴ園の防鳥ネット内に閉じ込められたモンシロチョウ

 

2021年5月上旬・午後14:40頃・くもり 

リンゴ園で果樹を取り囲むフレームに防鳥ネットを掛ける作業が着々と進行中です。 
花の受粉が済んだら、育つ果実を野鳥の食害から守る必要があるのです。 
ネットを付けたままにしておくと雪国では冬の間に積もる大雪で破損してしまうので、秋の収穫が済んだら取り外すのです。 

巨大な網室と化したリンゴ園の中に一頭のモンシロチョウPieris rapae)が囚われの身になって飛び回っていました。 
いくら私が虫好きとは言っても、このモンシロチョウに同情してリンゴ農家のネットを非難したり告発したりするような意図は全くありません。 
超然とした中立的な立場で(えこひいきせずに)生き物の暮らしを何でも面白がって記録するのが私の努めです。 
下草にタンポポなど野草の花が咲いているので、リンゴの花が散った後もモンシロチョウは花蜜を吸ってしばらくは生きながらえることができるでしょう。 

一方で花の授粉を助けるハナバチ類はネットを自由に通り抜けられるように、目が粗い防鳥ネットを使用しています。

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