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2021/06/16

産卵地点を決めかねて繁殖池の底と岸辺を往復するヤマアカガエル♀♂抱接ペア

前回の記事:▶ 繁殖池の岸に上陸して産卵場所を探し回るヤマアカガエル♀♂の抱接ペア(その4)崖から滑落・ライバル♂を撃退-+

2021年3月中旬・午後15:25頃・晴れ 

雪山の池Hでヤマアカガエル♀♂(Rana ornativentris)の抱接ペアが水底から対岸の岸辺に向かって慎重に上がって来ました。 
岸辺の水草の辺りで静止し、周囲の様子を窺っています。 
岸の残雪の端から雪解けした水滴が池の水面にポタポタと滴り落ちて波紋が広がっています。 
しばらくすると抱接ペアが何かに驚いたのか、それともこの場所は産卵に不適と判断したのか、岸辺から水中に潜ってしまいました。 
池の底では近くに潜んでいたあぶれ♂が気づいて抱接ペアに少し近づいたものの、♀の争奪戦(蛙合戦)には至りませんでした。 

7分後、同じ池内でも別の方角の岸辺にヤマアカガエルの抱接ペアが現れました。
(同一ペアかどうか不明)
別個体♀によって最近産みつけられた大量の卵塊の近くです。
♀の背にしがみついた♂が喉をヒクヒクサせているのは、小声で♀にささやきかけているのかな? 

繁殖池Hにおける観察初日の記録は以上です。 


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