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2021/03/02

フクラスズメ(蛾)亜終齢幼虫の脱皮【30倍速映像】

 

フクラスズメ(蛾)の飼育記録#3

▼前回の記事 
脱皮前の眠で微動するフクラスズメ(蛾)亜終齢幼虫【50倍速映像】
2020年10月下旬・午前9:00頃

8:50? フクラスズメArcte coerula幼虫の脱皮前の蠕動運動が激しくなり、全身が波打っています。
                 ゆっくりと上半身を軽く持ち上げる背筋運動を繰り返していました。 
                 やがて胸脚は葉裏に接地しなくなりました。(後方の腹脚と尾脚だけで葉裏にしがみついています。) 
                 遂に体の前方から古いクチクラが破れ、新しい体が現れ始めました。 
                 古い頭楯は茶褐色でしたが、脱皮直後の新しい頭楯は鮮やかな橙色でした。 

9:08         脱皮が進み、上半身が抜けると小休止。 
                  次は新しい胸脚を使って葉裏を前進し、少しずつ下半身を脱いでいます。 
                 脱皮中は既に脱げた上半身をときどきU字型にねじって、抜けない(引っかかっている?)部位を齧るような素振りをしました。 
                グリップの効いた足場を探しているのかもしれません。 

9:18     ほぼ脱皮が終了したので、カメラの画角を少し下にずらしました。 
             これから抜け殻(脱皮殻)を食べるかどうか注目です。 

9:21     腹端も抜け殻から完全に脱げました。 
             その後も幼虫は抜け殻から離れずに休息しています。 
             尾脚で脱皮殻をしっかり掴んでいますが、ときどき腹端も軽く上に持ち上げくねらせています。 
             脱皮直後の新しい胸脚、腹脚および尾脚は鮮やかな橙色でした。 

9:42     撮影終了。 
             この個体は最後の脱皮を済ませると終齢幼虫になりました。 

飼育中は気づかなかったのですが、赤い微小なタカラダニの一種が食草のカラムシに紛れ込んでいたようで、元気に徘徊しています。 


↓【おまけの映像】 
同じ素材で早回しスピードを落とした10倍速の動画をブログ限定で公開します。 

 

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