2020年6月上旬・午後13:00頃・晴れ
里山の峠道で側溝の乾いた底にクモガタヒョウモン♂(Nephargynnis anadyomene)が降り立ち、伸ばした口吻で土塊を舐めていました。
半開きの翅を開閉しながらミネラル摂取しています。
たまにコンクリートの表面も舐めています。
翅表に♂の性標を認めました。
翅裏をしっかり撮れなかったものの、おそらくクモガタヒョウモン♂と思われます。
▼関連記事(同日同地域で撮影)
ヒメジョオンの花蜜を吸うクモガタヒョウモン♂の群れ
図鑑でクモガタヒョウモンの習性を調べると、
・路上で吸水することもある。人の気配に敏感で、すぐに飛び立ち、なかなか近寄れない。(ヤマケイポケットガイド9『チョウ・ガ』p137より引用)
・路上や崖の湿った場所で吸水も行う。(フィールドガイド『日本のチョウ』p193より引用)
この日は路上の獣糞で吸汁している蝶も見かけたのですが、私が気づかずに近づくと飛んで逃げてしまい、しばらく待っても戻って来ませんでした。
土舐め |
コンクリート舐め |
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