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2019/07/21

クリ樹上の巣で抱雛?するハシボソガラス(野鳥)



2019年5月中旬


▼前回の記事
クリ樹上の巣で抱卵するハシボソガラス(野鳥)


8日ぶりの定点観察です。
路地裏のクリ(栗)の大木にはクリの葉が生い茂り、ハシボソガラスCorvus corone)の巣はほぼ隠されてしまいました。
親鳥もそれを見越してここに営巣すると決めたのでしょう。

それでも私が大きなクリの木の下で右往左往してアングルを工夫すると、巣から突き出ている親鳥の尾羽が枝の隙間からなんとか見えました。
巣に座って卵を温めているのか、あるいは孵化した雛を抱いている(抱雛)のでしょう。

中村眞樹子『なんでそうなの 札幌のカラス』によると、

 羽が生えて全身を覆うまでは、親鳥は抱卵と同じように「抱雛」します。見た目は抱卵と変わらないようですが、体が少々浮き気味になります。このちょっとした変化で、抱卵開始日が不明でも、孵化しているかどうかの判断がつきます。
 抱卵・抱雛は♀だけが行い、♂は♀がちょっと留守をする間だけ巣に入り傍らに寄り添いますが、座ることはほとんどありません。(p140-141より引用)


親鳥の座り方で抱卵と抱雛を見分けられない私は、まだまだ修行(観察時間)が足りません。

その後はカラスの巣がクリの葉や花で完全に隠されてしまい、雛への給餌行動も見れないまま、ここでの定点観察を打ち切りました。

シリーズ完


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