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キボシアシナガバチ創設女王の鏡像反応実験2
2008年7月上旬
前回の鏡像反応実験(創設女王d、パート13参照)が面白かったので、別な初期巣のキボシアシナガバチ(Polistes nipponensis)女王eに対しても試してみました。
一度目は驚いた様子で巣から飛び去ってしまいました。
しばらくすると帰巣。
女王が落ち着いてからもう一度試します。
対照実験として鏡の裏面には無反応であることを確認しました。
一般に単独営巣期は大人しいとされていますが、この女王は鏡像に対して激しい攻撃性を示しました。
大顎で噛み付こうとしています。
毒針も伸びている気がしましたが定かではありません。
他の女王による巣の乗っ取り行為と誤認したのかもしれません。
アシナガバチのコロニーは創設期にしばしば同種の他のコロニーの創設♀による捕食を受ける例が知られています。
(他の巣を襲って卵や蜂の子を噛み砕き、自分の巣に持ち帰って子供に与えるらしい。)
つづく→シリーズ#26
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