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2011/01/25

コハナグモ♀(蜘蛛)による卵嚢保護



2009年7月上旬

小さなちまき状に巻かれたススキの葉の上でコハナグモ♀(Diaea subdola)がガードしていました。
左右の第一脚を大きく広げて威嚇します。
偶然居合わせただけかと一瞬思いましたけど、中を観察するため産室を注意深く切り開こうとするとナイフに噛み付きました(映像無し)。
切り取った葉ごと地面に置いて卵の写真を撮っていると徘徊中の働きアリ(種名不詳)に見つかりました。
卵嚢に近付くアリを母クモは必死に追い払いました。
母は強し。
激しく噛み付かれたアリも蟻酸を分泌して反撃したのか、命からがら退散しました。
露わになった卵嚢を隠すようにコハナグモ♀は糸で綴り始めました。
葉巻と♀を一緒に採集して持ち帰ると、その間に葉巻の修繕は完了していました。
幼体が出嚢するまで飼育してみます。
つづく
 


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