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コハナグモ(蜘蛛)幼体の団居
2009年7月中旬
採集から10日後、ススキの葉を巻いた産室からコハナグモ(Diaea subdola)幼体が出嚢していました。
この間、容器内にときどき軽く霧吹きして(カビが生えない程度に)加湿してやりました。
母クモは片時も卵嚢から離れずガードを続けていました。
小型の蛾などの生餌を投入しても見向きもせず、絶食しているようでした。
ススキの葉を少し登った位置に幼体が何匹も休んでいます。
白い粉にまみれているのは白カビ等ではなく、卵嚢の分解物でしょう。
安心した母クモは卵嚢から少しだけ離れるようになりましたが、目の前を幼体が歩き回っても当然、捕食行動を起こしたりしません。
幼体のバルーニング分散などは撮れませんでした(適度な風が必要なのかも)。
クモの幼体を飼育するスキルが未だ無いので、撮影後は母子共に外へ逃がしてやりました。
「蜘の子はみなちりぢりの身すぎ哉」 小林一茶
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