2025年5月下旬
シーン0:5/7・午後14:25・晴れ・気温26℃(@0:00〜)
二次林でニホンアナグマ(Meles anakuma)の営巣地(セット)を2台の自動センサーカメラで見張っています。
一時期、アナグマが放棄した巣穴をホンドタヌキが使っていたのですが、春になってまたアナグマがときどき戻って来るようになりました。
シーン1:5/21・午前4:31・気温14℃(@0:03〜)日の出時刻は午前4:21。
日の出直後の早朝からアナグマ♀が巣材集めをしていました。
すぐに巣外に出て来ると、林床のリター(落葉落枝、主に腐葉土)を掻き集めながら、手前から巣口Rへ後ろ向きで戻ります。
マルバゴマキ(別名マルバゴマギ、ヒロハゴマキ、オオバゴマキ)低木の若葉が生い茂っているのに、巣材としてその青葉(生葉)を積極的に採取することはありませんでした。
シーン2:5/21・午前4:33(@1:03〜)
薄暗い早朝なので(薄暮)、今度はモノクロの暗視モードで起動しました。(赤外線は照射せず。)
アナグマは巣材の搬入を繰り返しています。
シーン3:5/21・午前4:35(@1:33〜)
フルカラーの映像に戻りました。
トレイルカメラが暗視モードに切り替わるかどうかという閾値の照度(周囲の明るさ)になっている薄明薄暮の時刻に連続して起動すると、フルカラーとモノクロで交互に録画されるという症状が起こります。
今回アナグマ♀が本入した巣材には緑の葉も少し混じっていました。
巣材を集める地点を毎回変えています。
巣口Rを中心として四方八方に出かけて行き、巣材を集めて帰ります。
シーン4:5/21・午前4:37(@1:33〜)
モノクロの映像に切り替わりました。
巣口Rを塞ぐ落枝に巣材の一部が搬入中にいつも引っかかり、残ってしまいます。
シーン5:5/21・午前4:39(@2:30〜)
周囲がだいぶ明るくなり、フルカラーの映像になりました。
左手前に来たアナグマ♀がマルバゴマキ低木の陰で身震いしてから、痒い体を掻きました。
一休みしてから、左下隅で巣材集めを再開。
リターと一緒に林床の下草も集めています。
巣材に青葉も含まれているものの、後ろ向きで運ぶ途中でほとんど落としてしまいます。
シーン6:5/21・午前4:41(@3:30〜)
アナグマ♀が身震いしてから左へ立ち去り、しばらくセットには戻りませんでした。
シーン7:5/21・午後12:36・晴れ・気温31℃(@3:39〜)
同じ日のすっかり明るくなった昼下がりにたまたま撮れた現場の様子です。
林床に木漏れ日が落ちています。
※ アナグマ♀がガサガサと落ち葉を集める物音が聞き取れるように、動画の一部は編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。
【考察】
ニホンアナグマの巣材集め行動の一部始終をようやく撮れました。
アナグマが落葉掻きをした結果、巣穴の周囲は林床の落ち葉がほとんど無くなり、地面が露出していることになります。
このアナグマ♀は、どこか別の場所にある巣穴で今季産まれた幼獣を連れて、このセットに転入(引っ越し)するつもりなのかな?
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