2024年7月下旬・午後12:15頃・くもり
郊外で田畑の上空を2羽の猛禽が飛び回っていました。
逆光でほとんどシルエットしか見えなかったのですが、なんとか翼の下面の模様からノスリ(Buteo japonicus)と判明しました。
1羽が木の葉落としのような飛び方で急降下(波状飛行)をしています。
このとき鳴き声を発してはいませんでした。
これは強風に煽られて遊んでいるのか、それとも求愛や威嚇、縄張り争いのためのディスプレイ飛翔なのでしょうか?
関連記事(3年前の6月下旬に撮影)▶ 対人威嚇の波状飛翔ディスプレイを繰り返しながら鳴くノスリ(野鳥)
Perplexity AIに相談すると、
7月下旬はノスリの繁殖期(抱卵や育雛)はすでに終了しているため、典型的な求愛ディスプレイ飛翔(繁殖目的)はこの時期には通常見られません。
背景が雲しかない空だと、動き回る被写体を撮り続けようとしても、カメラのAFがすぐに見失ってしまいます。
手前の木々やスギ防風林が邪魔で、思うように撮影できません。 私は車道に沿って移動するしかできないのですが、少し進むと、さっきと同一個体と思しきノスリが今度は強風を受けて空中で一点に静止していました。
翼を広げたままで羽ばたきません。
上空から農地を見下ろしてハタネズミなどの獲物を眼光鋭く探しているのでしょう。
ノスリのこのような停飛は、ホバリングではなくハンギングと呼ぶのだそうです。
採餌のために、羽ばたかずに空中の1点に留まるハンギングを繰り返すのはノスリの特徴 (『フィールドガイド日本の猛禽類vol.04ノスリ』p11〜12より引用)途中からもう1羽が合流し、2羽で一緒に飛んでいます。
今回もズームインすると、AFが被写体を見失ってしまいました。
この2羽は♀♂番 なのか、それとも巣立った幼鳥が飛ぶ練習をしているのでしょうか?
スギ防風林のどこかにノスリの巣があるのではないかと、推測しているのですが、ここ何年も確かめられていません。
つづく→
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