2024年4月下旬・午後15:00頃・晴れ
田園地帯の舗装された農道で多数のニワハンミョウ♀♂(Cicindela japana)が走り回っていたので、最後に路上から飛んで逃げる「道教え」行動を撮影してみました。
引きの絵(広角)で動画を撮りながら農道を歩くと、路上に佇んでいたニワハンミョウが走って逃げ、次々に飛び立ちます。
ハンミョウ類は低空で短距離を飛ぶだけなので、歩行者の前方で連続して飛ぶことになります。
擬人化すると、まるで道案内をしてくれているように見えます。
ハンミョウの仲間が俗名で「ミチオシエ(道教え)」と呼ばれる所以です。
ニワハンミョウが飛び立つ瞬間を狙って、240-fpsのハイスピード動画(1/8倍速)でも撮ってみました。(@0:36〜)
同行者や助手が居なければ、どうしても三脚が必要になります。
本格的な三脚は重いのでこの日は持参しなかったのですが、ミニ三脚をカメラバッグの底に入れっぱなしだったことを思い出しました。
少し離れた位置から路上に腹這いになってバックモニターを見ながら素早く画角を決め、録画開始してから被写体のニワハンミョウに歩み寄ると、すぐに飛び去ります。
カメラのバックモニターがバリアングルでないのが、こういうときに不便でなりません。
複数個体を次々に撮影。
横長の画角で飛び去るニワハンミョウの後ろ姿を撮ると、画面の縦方向に逃げる動きを長く撮れません。
縦向き動画で撮るべきだったかもしれません。
それでも引きの絵で横から撮れば、対角線状に飛ぶシーンを長く撮れます。
私が歩いて近づくと、警戒したニワハンミョウはくるっと素早く方向転換してから、遠ざかるように飛び立ちます。
大回りしてからハンミョウに背後から近づけば、カメラに向かって飛んでくれたかもしれませんね。
(今回の幅が狭い農道では無理でした。)
ニワハンミョウが地味な色の鞘翅(前翅)を広げると、腹背の色は目の覚めるほど美しいメタリック・グリーンでした。
これはナミハンミョウでも同じでした。
スーパースローでも羽ばたきがあまりにも早かったので、動画編集で更に遅くした1/40倍速のスローモーションでリプレイ。(@1:21〜)
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