前回の記事:▶ 早春の林床で餌を探し歩く2羽のキジ♀【野鳥:トレイルカメラ】
2024年4月下旬・午後12:33・晴れ
死んだニホンアナグマの営巣地(セット)を見張っていると、どこからともなくキジ♀(Phasianus versicolor)が現れました。
巣口Lに頭を突っ込んで奥を覗き込んでいました。
地味な♀は完全な保護色となり、全く目立ちません。
巣穴Lの奥には侵入しないで、左にゆっくりと歩き去りました。
この巣穴Lの奥で、下半身が麻痺した「いざりタヌキ」が死んでいるのではないかと私は疑っています。
普通の鳥は嗅覚が鈍いとされているので、キジ♀が死臭を嗅ぎ取ったとは思えません。
大量の虫が死骸に集まって食べ漁るかすかな音や気配を感じ取ったのだろうと想像しています。
それにしても、カラスのようなスカベンジャー(腐肉食)ではないキジがどうして興味を示したのか、不思議です。
ただ単純に巣穴に対して興味を示したのなら、キジ♀はもう一つの巣口Rも覗き込んだはずです。
ちなみに、木漏れ日の影を見るだけでも、春の二次林で若葉が生い茂って林冠が閉じつつあることが分かります。
つづく→
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