2023年7月中旬・午前11:00頃・くもり
山腹にあるカエルの繁殖池の様子を久しぶりに見に来たら(定点観察)、周囲の様子が変わり果てていました。
緩斜面の草地が盛大に掘り返され、そこに沢の水が流れ込んだり雨水が溜まったりして、泥濘と化していました。
おそらくニホンイノシシ(Sus scrofa leucomystax)が採食した痕跡(フィールドサイン)だと思われます。
地中に石があっても、イノシシは鼻面を使って平気で掘れるようです。
糞便臭のような悪臭も漂っていたので、おそらく最近できたばかりの痕跡で、イノシシは食事だけでなく排泄もして行ったようです。
もしかすると、泥浴びをするためのヌタ場をイノシシが自分で開墾したのでしょうか?
それなら横の池で水浴する方が手っ取り早い気がするのですけど、昔一度だけトレイルカメラでその池を監視したときにはイノシシの水浴シーンは撮れませんでした。
もしイノシシが同じ場所に夜な夜な通って採食するのであれば、トレイルカメラで監視してみたいものです。
しかし、この現場はトレイルカメラをきわめて設置しにくく、諦めざるを得ませんでした。
ひどい泥濘なので、長靴を履かないと、ここを歩いて通過できなくなりました。
イノシシのせいで里山のきれいな草地が荒らされた!と思いがちですが、新しく出来た湿地帯を好む生きものもいます。
関連記事(同所で半年後の撮影)▶ 警戒して動かないタシギと根比べ(冬の野鳥)
歩きにくくて見苦しい地形になったという理由で、地元の人が(良かれと思って)ブルドーザーで整地し直すのではないかと心配です。
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