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2024/11/11

ニホンアナグマが越冬する営巣地を年末に横切る雪国のホンドギツネ【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2023年12月下旬 

平地の落葉した二次林でニホンアナグマMeles anakuma)が越冬する営巣地(セット)を自動センサーカメラで見張っています。 


シーン1:12/22・午前後・気温12℃(@0:00〜) 
せっかく積もった根雪が少し溶けました。 


シーン2:12/26・午前6:14・気温-2℃(@0:03〜)日の出時刻は午前6:50 
夜明け前にホンドギツネVulpes vulpes japonica)が単独でやって来ました。 
アナグマの巣口Rの手前で立ち止まり、なぜかそれ以上は近づこうとしませんでした。 
アナグマがラッセルした獣道の匂いを嗅ぐと、そこは通らずに右上奥の林内へ向かいました。 


シーン3:12/26・午後17:47・気温4℃(@0:03〜)日の入り時刻は午後16:29 
同じ日の日没後にキツネが再び登場しました。 
個体識別できていませんが、同一個体なのかな? 
画面の右端にちらっと写っただで、アナグマの巣穴には今回も立ち寄りませんでした。 


【考察】
雪深い冬でも冬眠しないキツネは、野ネズミやノウサギなどの獲物を夜に探し歩いているようです。
獲物をほとんど狩れないからこそ、冬は広大な縄張りを巡回する必要があるのでしょう。


つづく→

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