2023年11月上旬〜中旬
平地のスギ防風林で林床に営巣した野ネズミ(ノネズミ)が夜な夜な餌を探し回り、巣穴に出入りする様子をまとめました。
シーン0:11/5・午後14:14(@0:00〜)
ニホンアナグマ(Meles anakuma)専用の溜め糞場stmpを自動センサーカメラで見張っています。
明るい日中にたまたまフルカラーで撮れた現場の状況です。
シーン1:11/5(@0:05〜)
野ネズミの巣穴入り口の位置を赤丸で示しました。
広葉樹の落ち葉数枚を巣口の上に被せて隠蔽(カモフラージュ)してあります。
シーン2:11/7(@1:08〜)
シーン3:11/8(@1:42〜)
シーン4:11/9(@3:51〜)
シーン5:11/11(@4:10〜)
シーン6:11/12(@4:20〜)
シーン7:11/13(@4:27〜)
シーン8:11/14(@4:41〜)
シーン9:11/15(@4:54〜)
【考察】
トレイルカメラの原理上、出巣の瞬間を撮るのは難しいのですが、それでも何回か動画で記録できました。
単独で活動するので分かりにくいのですが、同じ巣穴に出入りする野ネズミを動画で見ていると、明らかに体格の異なる個体(大小)が登場しています。
これは別種の野ネズミなのか(大がアカネズミで小がヒメネズミ)、それとも同種の野ネズミで成獣/幼獣(親子)の違いを見ているのか、私には分かりません。
この点を動画で見分けられる方がいらっしゃいましたら、教えてもらいたいです。
異種の野ネズミが同じ巣穴を共有するとは考えにくいので、後者ではないかと思うのですけど、どうでしょうか?
野ネズミの体格に明らかな性差は無いとされています。
大小の野ネズミが夜の林床でニアミスするシーンは撮れていません。
難しいのは、動画に複数の野ネズミが写っていて、見た目の大きさが違ったとしても、それは遠近法による違いかもしれない、ということです。(近くの物は大きく写る。)
巣口という同一地点に出没する野ネズミで大きさを比べる必要があります。
現場にトラップ(捕獲用の罠)を仕掛けて、実物の標本を元に野ネズミをしっかり同定するのが近道です。
しかし、正式に許可取りをする必要がありますし、そこまで手が回りません。
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