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2024/07/04

峠道の藪から鳴きながら飛び去るヤマドリの群れ(野鳥)

 


2023年10月上旬・午後13:35頃・くもり 

里山でつづら折れの舗装された峠道を私が静かに歩いて登っていると、法面の藪に潜んでいたヤマドリ(亜種キタヤマドリ:Syrmaticus soemmerringii scintillans)が2羽、慌てたように飛び去りました。
 「ヤマドリが1羽いたら、もっと居ると思え」という過去の経験則を活かして、動画に撮りながら私は再び歩き始めました。 
すると予想通り、同じく林道脇の斜面の藪に隠れていたヤマドリが慌てて鳴きながら続々と飛び立ち、車道を横切り谷側へ飛び去りました。 
この作戦で空振りしたことも何度もありますが、無駄撮りだったら動画ファイルをカメラからすぐに削除するだけです。
ヤマドリ群れの全個体を撮り漏らしたくないのであれば、GoProのようなアクションカメラを装着して一人称目線での動画を入山時から撮り続けるしかないでしょう。




ヤマドリの鳴き声(地鳴き、警戒声)を録画できたのは今回が初めてです。 
※ 鳴き声が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。

日本の野鳥さえずり・地鳴き図鑑』でヤマドリの鳴き声を調べると、
コココまたはクククあるいはウォッと低い声で鳴く(p88より引用)
と書いてある通り、コココ♪と鳴きながら飛び去りました。



1羽目は飛んで車道をすぐに横切りましたが、2羽目の方は車道に沿って長く飛びました。 
キジ科のヤマドリは飛翔が苦手(不器用)で、ほとんど直線的にしか飛べないようです。
飛びながら曲がり切れずに峠道のカーブミラーに激突して死んだヤマドリも現場近くで目撃しています。

ヤマドリが次々に飛び立つ様子を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。(@0:23〜) 
映像を見直すと、この2羽は別々の場所に隠れていました。 
動画からヤマドリの性別が見分けられる方がいらっしゃいましたら教えてください。 
♀は尾の先が白いらしい。(上記の図鑑より)
最初の2羽を撮り損ねたものの、計4羽のヤマドリの群れが一緒に採餌活動していたことが分かりました。 
繁殖期ではないので、一夫多妻のハレムというよりも母子の家族群ではないかと予想しています。 


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