2023年8月下旬・午前8:35頃・晴れ
カボチャを栽培してる民家の家庭菜園で黄色い花が咲いていました。
クロマルハナバチ(Bombus ignitus)のワーカー♀が何匹も訪花しています。
カボチャの花から花へ忙しなく飛び回るため、次の花筒に潜り込む瞬間がなかなか撮れません。
花筒の奥で吸蜜しているようです。
訪花を繰り返すと、クロマルハナバチ♀の体毛に白い花粉が付着します。
しかし、どの個体も後脚の花粉籠は空荷でした。
どの花もハナバチ類が花粉を既に集め尽くした後なのかもしれません。
クロマルハナバチ♀がカボチャの花筒の中で振動集粉してるかどうか知りたいのですが、畑の横の公道から撮影するので、カボチャの花筒の中の様子を覗いて見ることがなかなかできません。
振動集粉の音は聞き取れませんでした。
逆光のアングルだとカボチャの花筒内で採餌行動するクロマルハナバチ♀の影が透けて見えるかと期待したものの、ほとんど運任せなので撮影するのは難しいです。
採餌を終えた蜂が花筒の内側をよじ登ってくると、花弁が動くので予測できます。
外に出てきた蜂は羽ばたいて次の花へと飛び去ります。
関連記事(10年前の撮影)▶ カボチャの受粉を助けるクロマルハナバチ♀
クロマルハナバチ♀がカボチャの花から飛び立つ瞬間を狙って、240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@0:53〜)
ようやく私の近くに咲いた花に潜り込んでくれたおかげで、花筒の奥で採餌するクロマルハナバチ♀の様子が少し見えました。
雄しべを抱いて回転集粉したり振動集粉したりしているかと思いきや、花筒の奥でじっとしていたので、吸蜜に専念しているようです。
花筒の内側をよじ登る際に蜂は口吻を伸ばしていませんでした。
複数個体を撮影。
昼下がりの帰路に現場を再訪すると、炎天下で暑過ぎるのか、花や葉は萎れていました。
それともカボチャの花は朝に咲いてすぐに萎れてしまうのでしょうか?
ネット検索すると後者のようで、カボチャの開花時間は早朝(5時~10時ぐらいの間だけ)らしいです。
したがって、カボチャの虫媒花でハナバチ類の授粉行動を観察するには早起きしないといけません。
マルハナバチによって授粉された結果、カボチャの果実が既に大きく育っていました。
果皮の色がまちまち(緑〜オレンジ色)なのは、成長段階によるものなのか、日照条件の違いなのか、それともカボチャの品種が違うのかな?
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