2023年4月下旬・午後18:25頃・(日の入り時刻は午後18:26)
ニホンアナグマ♀(Meles anakuma)の営巣地(セット)に隣接する農地や林で土木作業をしているのか、重機(ブルドーザー?)の作業する騒音と地響きが夕方まで続いています。
日没時からアナグマ♂が来ています。
近所の♂が暗くなる前に早くも夜這いに来たのか、それともヘルパー♂(若い息子)なのか、♂の個体識別が出来ていないので分かりません。
実はこの直前に♀♂ペアが交尾を中断して別れたので、さっきの♂がすぐに戻ってきて♀を待ち伏せしているのかもしれません。
やはり騒音が気になるようで、♂は不安そうに顔を上げて風の匂いを嗅いだり、セット周辺をうろついたりしています。
口で地面を齧っていますけど、本気の採餌行動には見えません。
騒音ストレスによる転移行動だったりするのでしょうか?
やがて身震いすると二次林に入り、林床で腰を落としてスクワットマーキング(臭腺や肛門腺による匂い付け)したようです。 (@2:23〜)
排便ポーズにも見えたので、もしかすると、そこが溜め糞場かもしれせん。
フィールドサインに関する本を読むと、アナグマはセットの近くに溜め糞場を設けるそうです。
しかし、私が後に現場検証しても溜め糞場は見当たりませんでした。
その間、♀は巣穴に篭もったきり、外に出てきません。
近くの騒音や振動(地響き)は巣内でどのように感じられるのでしょうね?
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
※ 土木工事?の騒音が聞き取れるように、音声を正規化して音量を強制的に上げています。
実はこの直後に♂が穴掘りを始めたので、ヘルパー♂と考えたくなります。
関連記事(同時期の撮影)▶ 春に穴を掘って巣口を拡張するニホンアナグマの♀とヘルパー♂【トレイルカメラ:暗視映像】
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